「X-Mapper TNG」はパソコン用フライトシミュレーター X-Plane の補助アプリケーションで、X-Plane Desktop 版が動作するパソコンと iPhone/iPad 端末をネットワークで接続し、航空機のマップ追跡をするものです。また、有料のアップグレードをご購入いただくことにより、無線機器・自動操縦の操作、飛行軌跡の表示、モーションセンサーやタッチパネルによる機体操縦など、本格的なシミュレーター操作に役立つ機能を追加することができます。
※本製品のご利用には Desktop 版 (Mac/Windows/Linux 用) の X-Plane 10 または X-Plane 11(製品版またはデモ版) が必要です。Mobile 版 (iPhone/iPad 用) の X-Plane にはご利用いただけません。
【マップ追跡】
X-Plane との接続が設定されると、シミュレーター機体の現在位置と向きがオレンジのアイコンで表示され、シミュレーターの飛行位置をリアルタイムでマップや航空写真に表示できます。この機能にはアップグレードは不要で、無料でご利用いただけます。
【航空機器画面】※要アップグレード
航空機器画面でシミュレーター機体の無線機器と自動操縦装置の操作が可能で、シミュレーターの計器飛行で煩雑になりがちなこれらの機器を扱いやすい画面でスマートに運用できます。自動ブレーキやバックコース進入など、一部機体のパネルに装備されていない機能も全て利用可能になります。
【飛行軌跡表示】※要アップグレード
飛行軌跡がオレンジのラインで表示され、過去の飛行軌跡も薄い色で表示されます。なお、これらはいつでも自由に非表示・再表示・リセットできます。
【機体操縦】※要アップグレード
白のスライダーにタッチして押したままにするとモーションセンサーが有効になり、3 軸式のジョイスティックに相当する機体操縦が可能になります。また操縦パッドの白十字をドラッグすることでモーションセンサーなしの操作も可能です。機体操縦機能の特徴は以下の通りです。
・機器の傾きまたはドラッグによるエルロン・エレベーター操作で精密な操縦に対応
・スライダーによるラダー操作で地上誘導や横風離着陸に対応
・スライダーを離すことによりトリム中立または自動操縦に復帰
・エレベーター位置の自動補正により楽な姿勢で操縦可能
スライダーまたは操縦パッドを離せば操縦機能が停止しトリム中立または自動操縦に復帰しますので、自動操縦を主体とした計器飛行の補助としても便利です。
【操舵フィードバック】
ラダースライダーおよび操縦パッドは操舵フィードバックに対応し、モーションセンサーや自動操縦ならびにジョイスティック等による操舵状況を反映してリアルタイムに追随します。また黒の十字は舵面実効値に追随して動きます。単に操縦の補助だけでなく、スタビライザーや FBW、外部操縦機器等の動作モニターにも有用です。操舵フィードバックはアップグレード不要の機能で、直接操作されない限りは無料でご利用いただけます。
【スロットル操作】※要アップグレード
黒のスライダーでスロットル操作が可能で、自動スロットルの場合は動作状況がリアルタイムにフィードバックします。高価な専用機器でしか対応できなかった精細なスロットル調整が可能となり、ジェット機などの運用をより精密に実践できるようになります。また、逆噴射ボタンも付属し着陸滑走や離陸中止の手順がよりスムーズになります。
【自動設定と複数機器の同時接続】
従来の X-Mapper アプリケーションと異なり、本アプリケーションはネットワーク上で動作している X-Plane を検知すると、自動的に接続・設定処理が実行されます。この端末と同じ LAN に属しているパソコンで X-Plane を起動して下さい。複数の iPhone/iPad 端末 (台数無制限) で X-Mapper TNG を起動し、同時に接続して使用することもできます。
【X-Plane の入手方法】
本アプリケーションをご利用いただくには、Desktop 版 (Mac/Windows/Linux 用) の X-Plane 10(10.40 以降) または X-Plane 11 が必要です。Mobile 版 (iPhone/iPad 用) の X-Plane にはご利用いただけません。X-Plane Desktop 版は開発元の Liminar Research でダウンロード販売いたしております。ⓘ情報メニューの【X-Plane を入手】で製品の詳細情報をご覧下さい。なお、無料デモ版の X-Plane でもご利用いただけます。
その他具体的な設定方法と使用方法は、アプリケーションのヘルプ画面でご確認下さい。